『甲状腺機能低下症』ホルモンの異常はヨウ素の摂りすぎが原因になることも！

こんにちは！自然食料理研究家・調理師minakoです。

日本では海が近いこともあり様々な料理の出汁や食材としても【昆布や海藻】を摂ることが多いですよね。体の新陳代謝を高める臓器は甲状腺といい、昆布などに含まれるヨウ素が重要な役割を果たします。ですが！そのヨウ素の摂りすぎが原因で【甲状腺機能低下症】という症状が現れてしまっている方が増えているようです。

食べる量は変わらなくても急に体重が増加してきたり、疲れやすくなったり喉が腫れて声が出せなくなったりと、突然その症状が現れることがあるのです！

本記事の内容

『甲状腺機能低下症』の症状と、回復までの道のり。
食べてもよい食材と避けるべき食材とは？

少しでも役立つ情報を提供していきたいと思いこのブログを更新しています。

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甲状腺ホルモンの働き

甲状腺と言う言葉自体聞き馴れないかもしれませんが、のどぼとけの下にある蝶(チョウ)が羽を広げた形をした臓器で、甲状腺ホルモンというホルモンが作られています。

この甲状腺ホルモンは心臓や肝臓・腎臓・脳など血液に乗って身体の新陳代謝を盛んにする大切な働きをしているのです。

甲状腺ホルモンが少なすぎると代謝が落ちてくるのですよ。

そのホルモンが必要よりも低下してきて甲状腺刺激ホルモンが増加している状態を『甲状腺機能低下症』と呼びます。

甲状腺自体に原因がある場合、慢性甲状腺炎(橋本病)が原因の場合が多いようです。

橋本病とは

橋本病は自己免疫疾患の一つです。

自己免疫疾患とは、本来は病原体から身を守るはずの免疫システムに異常をきたし、自分自身の身体を誤って攻撃をするようになった状態のことを言います。

橋本病は非常に高い頻度の病気で成人女性の10人に1人、成人男性の40人に1人にみられるものになります。だからと言って橋本病の人が皆甲状腺機能低下症になるとは限りません。

幼児や学童では稀です。

橋本病の症状

主な症状は首の前の不快感や圧迫感を生じる甲状腺の腫れが現れます。

診断を受けても症状がない方もいるようで、食事等に気を付ければホルモン値が乱れない方もいます。悪化すると甲状腺機能低下症症状となります。

橋本病の治療

ホルモン値が正常の橋本病では特に治療の必要はありません。

甲状腺機能低下症がある場合は内服薬での治療がありますが、ヨウ素過剰によるものの場合はヨウ素(ヨード)制限を行うことによって正常に戻る場合もあります。

甲状腺機能低下症の症状

甲状腺機能低下症の話に戻りますが、一般的に言われている症状をあげると

浮腫み
寒がり
体重増加
動作がゆっくりしだす
記憶力が低下する
便秘
過眠症
意識障害
月経異常
不妊
早流産　etc.

と言うような下に下がるほど重い症状が出てくることがあります。

なんと、ストレスだけでなく花粉症と併発してひどくなることも。

原因

はっきりした原因は解明されていないのですが、強いストレスや妊娠・出産、ヨウ素の過剰摂取（海藻類、薬剤、造影剤など）をきっかけとしたものではないかと考えられております。

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甲状腺機能低下症は永続性である場合と一過性（一時的）である場合があります。一過性のものには、破壊性甲状腺炎の回復期、産後一過性甲状腺機能低下症、ヨウ素過剰摂取による甲状腺機能低下症（摂取制限をするだけで改善します）があります。
http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=38

実は日ごろから日本人はそばやラーメンにも昆布つゆが使われていたり海藻を食べる習慣がありますね。

甲状腺機能低下症はヨウ素を過剰に摂取してしまうことで、代謝が落ちてしまうことが原因のことがあるのです。

一般的にも、市販のお菓子やお弁当・御惣菜にもヨウ素はうまみ成分として様々な食品に使われております。

実は私、昆布だしをいただいて美味しさのあまりスープや野菜炒めにとたくさん使用してしまった際、喉が急速に腫れてしまって甲状腺機能低下症になってしまったことがあります。

しゃべることも難しく、風邪かアレルギーか？と思ったのですが、症状的にこの病気に当てはまることが多く、昆布だしを即刻辞めてヨウ素制限してみたらあっさり治りました。

避けるべき食品

甲状腺機能低下症の方はヨウ素を過剰に摂取するのは避けたほうが良いです。